
BIOMET3i Europian Symposium
1月13日14日とスペインのマドリッドで行われたバイオメット3iヨーロッピアンシンポジウムに
同行の40名あまりの日本人とともに参加してまいりました。
毎年行われる3iスペインのシンポジウムですが今回は対象をヨーロッパ全土に広げ
4000名あまりの参加を得て大々的に行われました。
日本人が大勢来ると言うので日本語の同時通訳も3名つけての大判振る舞い。
ずいぶんと赤字になったことでしょう。3iジャパンに感謝申し上げます。
シンポジウムは大勢の世界のスペシャリストを講師に迎え充実した内容でした。
しかし会場が寒いのにはまいりました。コートを着ても震えます。
スペインだから暖かいのだろうと高をくくって行ったのが間違いで、
スペイン中部の街マドリッドは仙台並みの寒さ。
皆さん凄い防寒具で身を包み来場されておりました。

とにかく街中が遺跡建造物の塊でどこにいっても昔日の栄光が
偲ばれます。

聖書に次いで世界中で売れたといわれる”ドンキホーテ”の作者
セルバンテス像とドン・キホーテと従者サンチョ・パンサ像。
マドリッド中心部の広場にある。

アメリカを発見した(インディアンから見れば見つかってしまった)
そびえたつコロンブス像とみんなで食った名物の子豚の丸焼き。
ヘミングウェイもよく通ったそうです。

何とこれはマドリッドの中央駅!凄いです。
第一日目はスイスの有名な審美歯科の大家Ueri Grunderの20年以上にわたる審美領域の
インプラント治療の経過報告。
これはあまりの素晴らしさと美しさににだれもが息をのむスーパープレゼンテーションで、
これだけ聞いても会場に来た甲斐はあろうかというものでした。
私は何度もあちこちの学会で聞いていますが何度聞いても素晴らしい講演です。
強調されたのは”インプラントの成功にはショートカットはない!”ということで
審美ゾーンではエビデンスに則ったプロトコルを作り時間をかけて丁寧に行わなければならない
ということで焦って端折ってはいけないということでした。

時差ボケで眠い小生と
スーパースターのウエリ・グルンダー先生の講演

審美インプラント治療の極致グルンダーの治療
8年後の口腔内
続いてJoao Caramesu教授の「全顎補綴を行うには移植と傾斜埋入のどちらが優れているのか?」
という講演で骨量や骨質が著しく衰えた無歯顎の患者に骨移植を行ってインプラントすべきか、
あるいは傾斜埋入して付加的な外科手術を避けオールオンフォーのような補綴を選択すべきか
という内容。
こちらは患者選択と診断、治療計画、外科的補綴的対応が適切に施行されれば
どちらも満足な結果が得られる可能性を持つというものでした。
ノーベルガイドのような3次元的解析手段を持つ我々には大変力強い言葉でした。
午前の最後はRamon Buenecheaの審美領域の生物学的再生テクニックの話で、
抜歯即時のインプラントでは間違った埋入位置のため美しくない外観を呈することが
往々にしてある。抜歯即時インプラントが歯槽骨の吸収や歯肉の吸収を避けられないことは
すでに明らかになっており、また移植した自家骨も長期的にどの程度吸収するかは予測がつかない。
Endobonのような非吸収性の造骨材とOsseoguardのような吸収性の膜を使用することで
長期にわたり安定した骨の状態を維持できると話しました。