先週の土曜と日曜の二日間、フランスからフランクレノア先生を特別ゲストにお呼びしてインプラントの勉強会デンタルコンセプト21の創立20周年記念大会が行われました。

フランクレノア先生にはインプラント治療におけるリスクファクターを斬新な手法で解説していただき感銘を受けました。原発や飛行機のパイロットの危機管理の手法を我々はもっと取り入れなければいけないという話です。

インプラント治療にはいろいろなリスクファクター”危険因子”がありますが、そのうちの80%は歯科医師自身だというのです。人間の脳はパニックになると自分を守るために脳の一部が活動しその結果理性的な判断を行う場所の前頭葉が働かなくなるというのです。ですから突発事故の時に正常な判断が出来なくなる。

そのため手術の前は十分にシミュレーションを行い、スタッフも含めた手順を再確認してミスが起きないようにすることが最も大事だというのです。

自身もパイロットの免許を持つレノア先生。一度操縦していたヘリコプターが落ちて大惨事になるところだったそうでその時のことがこの話につながっていました。知的で冷静な先生でも手順をきちんと確認するルーティーンを怠った結果事故に巻き込まれたことは大きな示唆となったようです。

私も帰ってすぐにスタッフに話をして日ごろのインプラント治療に生かすよう指示をしました。

細かな手術のテクニックの話より数段ありがたい話でした。

小生、中村、フランク、山形の足立先生です。

よくこんなに素晴らしい人を見つけましたね。”鼻が利きますね””と中村先生に言ったら、

「俺はトリュフを探す豚じゃないよ」と笑っていました。