福島の原発事故から避難されてこちらにこられた方のインプラント手術をさせていただきました。

この方は長い間のご両親の介護で、御自身の口腔内は惨憺たる状態になっていましたが、

幸い、歯周病がありませんでしたのですぐに一回法のインプラントを適用することが考えられました。

初診時にCTで残存骨量と方向を精密に調べて治療計画を作成し、全身状態に異常がないことを確認し、

翌日上下左右のインプラント埋入を1時間程ですべて終わりました。

次の日の洗浄でも腫れや痛みはなかったとおっしゃっていましたので私もうれしく思いました。
この方はオールオンフォーをご希望でしたが、前歯部の骨吸収が激しく造骨が必要でしたのでそれは避けて

健康な歯の切削を避けながら力学的に必要な場所にインプラントを行い、一部ブリッジで修復予定です。

患者さんはずっと以前から私の所でインプラントを希望されていたそうですが、

御両親の介護に奔走されてなかなか機会がなく今回引き受けていただく病院を見つけての来院となりました。

来週合わなくなったクラウンを外してきれいな仮歯を入れて見た目の回復を行います。
およそ3ヶ月で治療はすべて終了の予定です。
最近は本当に治療期間が短くなりました。
また昨日見えた定期健診の患者さんは上下総入れ歯をインプラントブリッジにして2年めですが、

津波で被災した地区に住んでおられインプラントにしておいて本当によかったと話しておられました。

こちらも一回法でインプラントを埋入したので傷跡もなく3ヶ月で上下固定性のポーセレンブリッジが装着できた方です。

gyudon_20110413

「うまい!はやい!やすい!」 は牛丼屋のキャッチフレーズですが私たち歯科医師も見習うべき標語だと

常々考えていました。
歯科治療は患者さんの体に負担にならないように 「うまい、はやい、安い」 を実践していければ最高なのです。