骨幅のない患者に骨幅を広げるには器具を使って機械的に広げるか、自分の骨を移植するかあるいは造骨材を使用して新たに作る三つの方法があります。マグネチックマレットで骨を広げるには柔らかな骨であることが必要で堅い骨ではできません。その時は潔く腫れるのを我慢してもらって自家骨を切り取ってネジで移植部位に固定するのが一般的です。

ところがこれは面倒で、切り取った場所と移植した場所のどちらも痛みや腫れにさいなまれることが多いので敬遠されがちですが、実はこれが最も良い。材料費がただなのもうれしい(笑)。それでも固定用のスクリューは買えば結構高価。ちっちゃなネジが一本何千円もするが小生はアメリカの学会で買ってきたものを使っています。日本で代理店から買えばその倍はするから海外の学会に行った時は出来るだけ購入するようにしています。ずいぶん前に買ったものをまだ使っているのでそうそう使うものでもないようです。先週と今週の移植にも使用しました。先週は移植骨を下顎から持ってきましたが意外に腫れも痛みも出なかったので個人差があるようです。今週は骨造成の範囲が広かったので造骨材を使用しました。6ヶ月後にノーベルガイドでシミュレーションをしてインプラントの予定です。

欧米のスタンダードバイオオス。造骨材として20年以上の膨大な文献がある。

日本でも厚生省の認可が下りました。

こちらは造骨材を守る保護膜のバイオガイド。フニャフニャしていて使いづらい。