歯科医院は一人で便利屋家業をやっているわけではないので仕事には個の力と組織の力が必要だ。

中には一人で受け付けから診療までたった一人でやっている人もいるかもしれないが稀だろう。
昔、父が夜中に気分が悪くなり開いている開業医を探したら田舎にたった一人でやっているところがあった。

入って診察室を見渡すと目の前に死亡診断書の書き方が張ってあったという話しで(笑)、俺はここで死ぬ運命なのかと思ったらしい。

幸い父はそこでは死なずにその後30数年生きたから笑い話で済んでいるが、考えると切ない話だ。
昔は無医村がそこかしこにあり年寄りは家族の見守る中で黙って死んでいった。

死は身近な物だったのだ。

今は介護が発達してなかなか死ねなくなったが人手不足でどこも介護の順番待ちらしい。

ぴんぴんころりが理想だが医学の発達でぎりぎりまで人は生かされる。医師が死を許さないのだ。
臓器が悪くなれば移植がありそのための法案も出来、人さまの臓器を運が良ければいただくこともできる。

それでも人の命は限りがある。

貰った臓器が年老いていれば臓器の期限もそれに準ずるらしい。いただくならば若い方に限るということか。

自分は移植までして長生きしたくはないがいざとなったらどうなるかわからない。

ただ自分の遺伝子を次世代に引き継ぐことが出来たので生物体としての役割は終わったと思っている。

動植物は子孫を残すために生きているからだ。

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幼虫として3~17年もの長い間地下生活をし、羽化してあっという間に死んでしまうセミ。子供のころは穴ゼミと呼んで幼虫を取って遊んでいた。生物は子孫を残すためだけに生きてきた。

自分の仕事はスタッフの力が九割で成り立っている。

それでもその一割の密度を上げようと日々もがいているのでスタッフも見ていて大変だと思っている(はず)。

いろんな疾病の方がインプラントに来られるので対応していくのは大変だが、ロータリークラブの”奉仕の精神”で世の中に貢献していきたい。