亡くなった渡部昇一先生のことを書きましたが、先生は終活というようなことはされませんでした。

幸福論を書いたヒルティーは70数歳の晩年の朝に散歩に娘さんと出かけ、帰ってきて少し疲れたから暖かいミルクを持ってきておくれと娘さんに頼みました。

娘さんがミルクを手に戻って来た時には椅子の上で安らかな顔でこと切れていたそうです。

この話を本で読み自分もそうなりたいと思ったそうです。

渡部先生は70歳を過ぎてから億単位の借金をし、十数万冊の蔵書を収納するための書庫と新しい家を作りました。本の中には世界に数冊しか存在せず今や数億円という本もありますから凄いものです。

それらはダーウィンの種の起源やチョーサーのカンタベリー物語の初版本です。

ずっと本を買い続け、死んだ後のことまで考えないで生きていくと言っていましたがその通りになり86歳で旅立たれました。

私もオーディオやレコードを買い続けそれに埋もれて最期を迎えたいと思っています。

インタビュアーの宮崎美子さんが震えるような凄い本ばかりでした。なんと10数万冊!