インプラントはれっきとした外科処置なので術前の全身状態は予後に大きく影響を与えます。
重い心臓病や血液疾患、精神疾患、そして管理されていない糖尿病は禁忌症例となります。

飽食の時代を反映して日本人の糖尿病は増える一方ですが、糖尿病は組織の抵抗力を弱めるために感染しやすく傷の治りも悪いのです。

糖尿病の指標には血糖値のほかにHBA1Cという数値があります。血糖値は今現在の血糖の値ですがHBA1Cは最近数カ月にわたる血糖値の傾向を見るものでこちらの方がより正確なその人の血糖値となり、インプラントのできる数値は6.5以下です。

最近お出での若い方で8.5という方がおりました。当然ながらしばらくは内科で病気を治していただき数値が安定して6.5以下になったらオペということになります。

糖尿病は合併症が怖く、血管が詰まって心臓や腎臓が壊れたり脳血栓で脳梗塞になったりしますので糖尿の方はインプラントの前にぜひきちんと直してから受診するように気を付けてください。

インシュリンをやりながらインプラントを長くお使いの方もどんどん増えていますので、自己管理というのは本当に大事ですね。