というのはシェークスピアの有名なハムレットのでセリフですが残すべきか抜くべきかというのは我々歯科医の葛藤です。
今日お見えになられた患者さんは重度の歯周病。

上の歯はほとんどがひどい歯周病で今にも抜けそうです。

それでもかろうじて数本は助かりそう。

でもそれを残しても補綴治療が難しい、というよりは大きな部分入れ歯で食生活に影響が出そうです。

下の歯は歯並びが悪く歯周病の原因になっています。

こちらは適切に抜歯を行い矯正もしくはブリッジによる処置が必要です。

数年前までタバコを一日4箱も吸っておられたそうでそれも原因の一つでしょうか。

上顎はすべて抜歯して3か月おいてガイド治療により即時インプラントブリッジがベストですが患者さんの気持ちとしては残せるものは残したいということで

歯科医師としては上記のハムレットの心境となります。

大事なのは患者さんの気持ちなのでその希望が一番ですが、長期にわたる治療効果を考えると悩みます。

悩んで悩みぬいて患者さんと一緒により良い結論に達することが出来れば一生いい関係が築けると思うのです。

最近癌で亡くなられる患者さんが増えましたが病床で先生によろしく言ってくれと言って旅立たれたという話を聞くにつれ、独りよがりの治療は厳に戒めなければいけないなという感を強く持ちます。
臨床はつらくて楽しい仕事です。