自家骨と乾燥人骨を使ったGBRを日本以外の国では良くやられます。

ウシの骨から抽出したbio-ossが論文にはよく出て成績もいいようですがヒトの骨にはかなわないようです。

アメリカでも移植と言えばヒト乾燥脱灰骨が主流で、一説にはアメリカの主要移植材料では断トツで一位だそうです。

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自家骨とヒト乾燥脱灰骨を使ったGBRでインプラント周囲に出来たと思われる新生骨。

日本では薬事法により輸入は認められておりませんが以前口腔インプラント学会でアメリカの業者がブースを開いて売りだし厚生省とひと悶着あったということも聞いています。

骨を失ったところに造骨する手段としてのGBRはすっかりポピュラーになり私もずいぶん手がけましたが日本では自家骨がスタンダードなため骨採取部位の疼痛や腫脹がマイナス要因となっています。

その点患者から採取する必要のないこれらの材料は患者サイドからもありがたいものと言えそうです。

この論文ではインプラント時に自家骨と凍結脱灰乾燥人骨を半々に混ぜて非吸収性メンブレンで覆い、半年ほどして見事にインプラント周囲に骨が出来たとあります。

非吸収性膜はゴアテックス社製のものとシトプラスト社製のものの二種類です。

どちらもポリエチレンの膜で中にチタンのフレームがあり移植材料が崩れないような構造です。

残念ながらゴアテックス社は撤退してしまい市場では買えませんがシトプラスト社は現役です。

ヨーロッパやアメリカの学会に行くと必ずブースがあり買うことができますので興味のある方は購入し患者の了解を得て使用されるといいかもしれません。