12年ほど歯科医師会の学術委員長をやらせていただいて世界中の様々な研究者の旬な話を聴くことが出来たので、辞めた後しばらくは歯科医師会での学術講演は聴いていませんでしたが昨日久しぶりに有名なピーター・ドーソンの咬合治療の話が一番弟子から聞けるというので歯科医師会館へ出かけてみました。

お彼岸の休日というのに会場は満員で会員の関心の深さが感じ取られて感銘を受けました。
さてピータードーソン先生は咬合治療のもっとも著名な先生です。

著書Functional Occlusionは咬合治療のバイブルとしてあまりにも有名ですが、私も3年前に新版を買い求め仕事の合間に読ませていただきましたが素晴らしい本です。
講演会はその内容に沿って組み立てられており初めての先生たちにもよく理解できたと思います。

かみ合わせは筋肉の動きをよく理解しないといけないというごく当たり前の話を解剖学的な見地からきちんとお話しいただいたので、枝葉末節にこだわる治療ばかり勉強していたドクターには目からうろこが落ちる話だったでしょう。
向こうの学問は理詰めで本当にわかりやすく誰でも勉強すればすぐとりかかることができます。

歯周病でも咬合でもこのような理路整然とした話を聞けば砂に水がしみ込むように理解が出来るのです。

日本の歯科の学校教育をなんとかしないといけませんね。

いいお話しでした。