子供のころ、と言っても昭和30年代の前半のこと。

楽しみは毎月刊行される漫画本とテレビで放映される活劇ヒーローものだった。

当時は少年マガジンや少年サンデーなどの週刊誌はまだなく、月に一度発売される付録のいっぱい付いた「少年」「冒険王」「漫画王」「少年倶楽部」「おもしろブック」などが人気だった。

なかでも「少年」はアトムと鉄人が載っていたので一番人気だったと思う。

また当時はどの家にも子供は最低4人はいたので女の子のいる家では「少女クラブ」や「りぼん」などもあり一人っ子だった小生は遊びに行っていろいろな漫画本を読むのが毎日凄く楽しみだった。

一方昭和30年ごろはまだテレビは高価で普通の家ではとても買えなかったので毎月一度行く近所の床屋で七色仮面やらハイウェイパトロールを見るのが一番のぜいたく。

大人達も皆そうだったと思う。

さて子供番組で一世を風靡したのは川内康範原作の月光仮面。

毎回40数パーセントという驚異的な視聴率で全国の子供たちの耳目を集めたが主役の大瀬康一さんは東宝の大部屋俳優で一話の給料は七千円だったそうなので今から見ても相当安い製作費だったようです。何せ家の中のシーンは全て社長の自宅だったそう(笑)。

しかし子供がマントをはおって屋根から飛び降りてけがをしたなどの苦情が相次ぎたった一年半で番組は終了。

当時の親から見れば荒唐無稽な俗悪番組だったのだろう。

でも月光仮面は”月光菩薩の化身”と川内さんは言っており主人公は”正義のかたまり”ではなくあくまで”正義の味方”なのが素晴らしい。正義を行う人たちを手助けする存在なのです。

昨今の様々な街頭デモでは自らを正義になぞらえて声高に叫ぶ人間が多いが、こういうのは本当に当時の子供時代を過ごした人間には醜悪に見える。

朝日新聞の従軍慰安婦や教科書書き換え事件それにサンゴ損傷のねつ造事件もそうだった。

まず結論ありきで日本を誹謗するために自分が正義の塊であると宣言して恬として恥じない。

こういうのは歯科医の世界にもありますな。

何か流行りそうだと権威者におもねりお墨付きをもらい大宣伝で弟子を集め暴利を貪る。

まことに卑しい精神です。

若い歯科医は流行りに惑わされず科学的な目で物事を観察し臨床に取り入れていただきたい。