今朝友人の歯科医から電話がありました。患者さんが昔入れたインプラントを外してやり直ししてほしいというのだがそのメーカーが聞いたことのないところで知ってるかいという内容でした。私も知らないと答えるとネットで調べたら小さなメーカーでとうの昔に倒産しているとのこと。それでは対処のしようがありません。不適格なインプラントを周りの骨を痛めずに撤去するキットは持っていますが、対応するのはノーベルやストローマンなどの大きなメーカーだけです。もうつぶれた名も知らぬメーカーなどは当然対応していません。お宅に紹介していいかと聞かれたので、結局は周りの骨を削って取ることになるのであとでこんなはずではなかったということにもなりかねないので大学のインプラント科を御紹介されたらいかがですかと答えておいた。

インプラント治療がどこでも受けられるようになると、安いインプラントを求めて世界中の名も知れぬインプラントを扱う歯科医院が増えてくるのはいたしかたないことなのでしょう。施術した歯科医はトラブルに対応できるようにきちんと記録を取り保管しておくべきです。神ならぬ人間のやる仕事です。絶対はありませんので口腔内写真や施術前後のレントゲンはきちんと取っておいてください。実際小さなレントゲンしか取る設備のない歯科医院で大掛かりなインプラントをやって失敗して泣きついてきたことがあります。せめてパノラマレントゲンくらいは買ってくださいとお願いした記憶があります。今はそういう歯科医院はないでしょうが昔は結構あったものです(笑)。今はすべてデジタルで設計し安心してガイドでインプラントを行う時代です。簡単な処置も極めて慎重に行われることを祈念いたします。

時々変なインプラントに遭遇しますがその時々で良いと言われたものなのでしょう。