昔はデパートに行くと子供がおもちゃ売り場で一人くらいは床にひっくり返って買って買って!と泣き叫んでいる子がいたものだったが昨今は豊かになったせいかそういう光景は見る機会が無くなった。

一般に、手が出せないものに限って人は欲しくなる。

男選びの基準として高学歴、高身長、高収入と言われて久しいがそれはバブルのころで、その頃でもそんな好条件を持っている男がごろごろしているわけはない。

破れ鍋に綴蓋でそこそこのところで妥協するのが幸せへの一里塚。

今は安定志向から公務員が人気だとか。女心は変わりやすい。

最近のニュースを見るとどうしようもないDQN夫婦がせっかく出来た子供を自分たちが遊びたくて邪魔になり食事を与えず殺したりしているのがやけに目につく。

かと思うと出入りのメーカーのS君のように先生やっと子供が出来ました!と顔じゅう口にして報告に来てくれる嬉しい人間もいる。子は鎹(かすがい)とはよく言ったもので他人同士の夫婦が曲がりなりにも一つ家の中で仲良くしていけるのは互いの血を分けた子供のおかげと思うことが多いのではないだろうか。

さて昔は歯が無くなれば入れ歯と相場は決まっていたものだが今はインプラントが出来て入れ歯の不自由さから逃れたくて相談に来られる患者さんがとても多い。

それでも希望に沿うような治療をするには大掛かりな下準備とたくさんのインプラントの使用、それに高価な技工料を業者に支払わないといけないことも多く断念いただくことも度々だ。

先日ある大学でインプラントの適切な費用を計算した結果を教えていただいたがそれによると歯科医師の取り分を入れないでなんと一本あたり48万円になると言う話だった。

今やネットではどこそこ地区で一番の安さ!などという広告が氾濫しているご時世だが、きちんと高価なCTやら解析ソフト、手術器具をそろえ、さらには一年中研修会やら学会で仕事を休むそんな欠損を考えればある程度の治療費はしょうがないとも言える。

自分を正当化しているわけではないが、極端に安いのは上記の理由で問題があると断言して間違いはないと思う。

昨日お見えになられた患者さん。上の歯は全部残根で下の歯も前歯が少しだけ。

歯周病と虫歯のダブルパンチで本当にお気の毒な状態だった。

HPをご覧になり来院されたのだがノーベルガイドで分析すると骨造成やら何やらテクニックのすべてを使ってかなりの時間と費用を使わないとできない凄い状態だった。

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こんな状態でお見えになりました。誠にお気の毒。サイナスリフトにGBR,それにridge expansionも必要でノーベルクリニシャンで正確な埋入位置も計算しないといけません。一年がかりの治療になります。

概算で費用をお話ししたが難しいということでペンディングとなったがご本人の意気込みは本気印でこちらも何とかして差し上げたいという気持ちになった。

こんな場合は患者さんの意気込みを買い、家庭争議にならない範囲で何とかやって差し上げるそんなことも多い。

きれいな自分の歯で何でも食べられる喜びというものは歯を失って初めて気がつくものなのです。

3カ月に一度の定期検診をきちんとお忘れなく!