土曜日にパスカル・ヴェロさんの最後の指揮が日立システムズホールで行われました。

プログラムはオールフランスもの。サティのジムノペディから始まり、ヴァンサン・ダンディのフランスの山人の歌による交響曲を名手横山幸男のピアノで演奏し、休憩をはさみラヴェルの高雅で感傷的なワルツとラ・ヴァルスで紡ぎ、最後にラヴェルのボレロで圧倒的な終演を終えました。万雷の拍手の中アンコールで「歌を歌います。枯れ葉。」と言って、ベースを一人横に置き、シャンソンの名曲イヴモンタンの枯葉を情感豊かに歌いました。ホールの客が全員スタンディングオベーションで彼の活躍をたたえました。見事なフィナーレでした。

ヴェロさんは合唱が大好きだと仙台フィルの村上さんに聞いていましたがその通りの素晴らしい歌で、ホールの明かりを落としたスポットライトの中に一人たたずみ歌う「枯れ葉」は絶品でした。

彼のようにサービス精神にあふれ温かい人柄の誰にでも好かれるマエストロはいません。仙台フィルを超一流のオーケストラに育ててくれたヴェロさん。どこかでもう一度飲みたいものです。メルシーボクー!

知的でユーモア精神にあふれたヴェロさんでした。仙台フィルはどこに行くのか。