先日の日曜日、仙台フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者パスカル・ヴェロさんが我が家に訪ねて来ました。

前回のコンサートで仙台に来仙された際に一緒に食事をし、良ければうちのオーディオを聴きに来ないかとお誘いしたら二つ返事で行きますとのこと。

仙フィルの村上さんが案内してやってきました。

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パスカルヴェロさんはとても楽しい人です。皆さんもコンサートに行ってくださいね。

オーディオ愛好家としてまた音楽愛好家として興味があったのは指揮者はどんな観点からレコードを聴くのかと言うことでした。

それでまず乾杯をしたあとでどんな演奏家が好きかを伺ったところ、ピアノはサンソンフランソワ指揮者はカルロスクライバーとムラヴィンスキーだとのこと。

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                         見よ。この狂気を孕んだ眼差しを。

さっそくレコード棚から引っ張り出してきてフランソワの弾くショパンの24のエチュードを聴きました。

すると演奏を聴きながら体をくねらせて、左手と右手の演奏がほかの誰とも違う繊細な弾き方だといいます。

ペダリングもガーンと踏まずに軽く踊る様な踏み方だと身振り手振りで解説するのです。

解説を聞くと本当にその演奏家の素晴らしい技術が目に見えるようでした。

私たち音楽愛好家やオーディオ愛好家は音から入りますが演奏家や指揮者のような方たちは当然ながら演奏の技術から入ります。

素人は悲しいものでそういうものが全く分からないのですが何となく本質的な良さは感じ取ることができます。

しかし今回高名な指揮者の解説付きでピアノやオーケストラの演奏を聞くとそれまでとは世界が一変いたしました。

今までいいと思っていた演奏が実は平板でつまらないものであったというのがわかりショックです。

サンソンフランソワは酒とたばこで寿命を縮めてしまい46歳の若さで心臓まひで亡くなっています。

他の誰とも違う演奏で中古市場ではそのレコードはどれも大変高価な金額で取引されています。

先日東京のディスクユニオンに行った際もショパンのソナタが4万円近い高値で売られておりました。

ヤフーオークションでも出ていましたが3万6千円まで行って残念ながら断念しました。

ヴェロさんにお聴かせしたのはフランスEMI の新品のレコードですから音は大変に良かった。

彼のリヨンの自宅にあるものはもう聴き過ぎてぼろぼろだというので私のものを差し上げました。

悪いからいいよと言うのをまあ私が持つよりあなたのところにあった方が良いからと話して押し付けて、それではサインしてくれと言うので”わが友ヴェロへ”と書いて献呈いたしました。

5月にまた仙台に演奏に来るというのでまた機会があれば会いたいと思っています。

それまでまたお元気で~。