今や日本人の寿命は世界一になった感がありますが、その分いろいろな病気を持ちながら一生を過ごすことが多くなりました。医学の進歩や衛生面の改善で平均寿命は延びる一方ですが、生物としての人間の肉体は特段進化しているわけではありません。年齢に応じて老化をいたします。記憶力は二十歳を過ぎると落ちてくるそうです。時々同級会で合う高校の同級生はほとんど頭の毛が薄く、サザエさんの波平さんみたい。ちなみに波平さんはなんと54歳の設定です。10歳も若い!ですから我々の年で若く見えてもそれなりに肉体は老化しているということです。長い間お見えいただいている患者さんはいろいろ肉体的な不具合をお持ちになっていますので、簡単な手術での止血にも十分気をつけています。血液サラサラの薬を飲んでいることが多いのです。それでもやらなければいけない治療は仏心鬼手?でやりますが、そんな時は術後にしばらくお休みいただき止血がきちんと確認出来た後でお帰りいただくのです。問診票に患者さんがきちんと書いていないこともあるので初診時の細かい対診は絶対に省くわけには行きません。超高齢化社会ではますます丁寧に診断をする必要があるのです。若い歯科医は歯ばっかり見ていてはいけません(笑)。