昨日東京で大信貿易(株)主催の講演会が行われました。ドイツのボッティス社から新しい移植材の紹介です。欠損の激しい部分に移植を行うのに自家骨や歯肉を大量に移植するのは困難を極めますし、ドナーサイトの不快感も大きいので、最近はウシやブタ由来の合成物質を使用することが欧米では多くなりました。日本でも多く使用されているバイオオスやバイオガイドはその代表です。昨日の講師は歯科のドクターではなく大学で分子工学を専攻したドクターです。新しいメンブレンは炭素分子が長く横につながった非常に破れにくくしかも水分子は入るが細菌は通過しないという優れもので、臨床成績も極めて優れているとのことで期待が持てます。代用骨のウシ由来のハイドロキシアパタイトはすでに日本でもたくさん使用されていますが、こちらは焼成温度が1250℃とバイオオスに比べてかなり高温のため組成が優れているということでした。いずれも日本では厚生省の認可が取れておらず使用するにはいろいろ書類を作成しなければいけない不便さがありますが、先端医療を行っている歯科医院では既に使用しているとのことで期待が持てる製品です。それにしても日曜日に東京まで出かけて行き一日講義を聞くのは疲れますね。仙台は田舎です。

ウシ由来のハイドロキシアパタイトセラボーン

こちらは吸収性のベータTCPが40%入っているマックスソルブ

ブタの心膜由来の吸収性メンブレンジェイソンメンブレン