時折いろいろな勉強会で信じられないほど安いインプラントを紹介されることがあります。出るを少なくすればそれだけ手元に残るのでついつい怪しげなものに気持ちが傾くのですがこれが危ない(笑)。長く使用していて信頼のおけるインプラントを使い続けるのが結果的には良いことが多いです。100本、200本と増えるたびにもっと安くて良い物が欲しく成る心情がわからないわけではありません。先日紹介でお見えになった患者さんは知り合いの歯医者で入れたインプラントが1カ月後に脱落したそうです。骨によくくっついていなかったのです。調べたら凄くマイナーなインプラントでメジャーなメーカーの4分の1ぐらいで買える代物でした。しかも学会発表などで十分なエビデンスがあるものではないようです。結局造骨して直して差し上げましたが骨が極めて弱い患者さんでした。

安物買いの銭失いと昔から言います。高い物はそれなりの理由があるのです。いいものを安く買うのは簡単です。一度にたくさん買うと言えばメーカーは喜んで値引きしてくれます。たくさんあれば少しぐらい失敗しても心に余裕ができますね。私は常に50本以上は予備を抱えています。サイズの変更にすぐに対処できるので手術中の方針変更にも落ち着いて対処できるのは精神安定上きわめて有効です。慣れた良い物をたくさんそろえておきたいものです。

安心が一番。