歯科医療を施す側として一番怖いのは患者さんからの感染です。
インプラントご希望の方でB型肝炎やC型肝炎の人が増えてまいりました。

手術は原則としてすべてディスポーザブルで器具は捨てているので問題はありませんがオペ中に血液が目に入ったりメスや注射針で血液が体内に入るのが恐怖です。
だいぶ前に駅前で開業していた同業者が誤って劇症肝炎にかかりあっという間に亡くなったという事故がありましたし、知人で肝炎患者の注射針を刺してしまいあわてて全血を入れ替えた!などというものすごい話を聞かされたこともありました。

その人は幸い大事には至らなかった模様です。

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                                         B型肝炎の感染経路

肝炎は以前から日本人にありましたが特にB型肝炎は日本人がアジアに旅行するようになって飛躍的に増えたそうです。これはアジア各地での売春の結果だと話す人もおります。
C型肝炎は主に輸血あるいは母体から赤ちゃんへの垂直感染です。

こちらはインターフェロンでの治療が効果を発揮するといわれていますが歯科治療の観血処置には注意が必要です。

サイナスリフトで大失敗した例を大学教授の症例で最近見ました。
来週はC型肝炎患者さんのオールオンフォーがあります。

こんなときには無切開で血液の飛沫の拡散を防ぎながら手術が出来るのはありがたいことです。

それでもスタッフは朝から緊張してその時間を待ちますのでこちらはリラックスさせてやるのに大変気を使います。
歯医者は気楽な仕事だと思っている人もいるでしょうがかなり危険な仕事だと認識していないと幸せな晩年は迎えられないのです。危険物取扱業者なのです(笑)。