医局の教授退官祝いの二次会の席で親しくしている後輩のS・Sから数日前に小生の論文の指導をしていただいた先生が亡くなっていたという話が出た。

微生物教室では酒豪で通っていたS先生だ。
東北大学歯学部の微生物学教室は教授を筆頭に飲んべえ揃いで、5時になると研究そっちのけで酒盛りが始まるのが常で全学の名物だった。

廊下には酒瓶がごろごろしていて学生時分にはそれは驚いたものだった。
卒業してしばらくして恩師のO教授からそろそろ博士号でも取ったらどうですかとお声掛けいただき、くだんのS先生をご紹介いただいたのが御縁の始まり。

先生は理学部を卒業されてから歯学部に来られた変わり種でめぐりあわせが悪くとうとう教授にはなれずじまいであったが誰もが認める相当に優秀な先生で人柄も豪傑で竹を割ったような性格だったのでみんなに愛された人だった。
呼ばれてご自宅に良く伺ったが、話しだすと笑い上戸で止まらなくボトル一本は平気でたばこもブカブカという感じだったのでいつも圧倒されていた。

高校は小生とおんなじ仙台一高で旧制中学のバンカラ気質をそのまま受け継いでおられた感じだった。
論文は一から手ほどきを受け何から何までお世話になったのでそちらに足を向けては眠れません。

酒量が半端でないので家内といつも心配していたのですが数年前から身体を壊し様々な不調に悩まされていたそうです。

飲みすぎましたね先生!
心からご冥福を祈ります。向こうでも飲んでますか?(笑)