サリエリと言えば映画アマデウスでモーツアルトの才能に驚嘆し嫉妬しまくる宮廷楽長として一般には知られるようになりましたが曲自体はだれもほとんど聴いたことのない作曲家です。

私は最近新宿のディスクユニオンで購入したクラウディオ・シモーネ指揮によるレコードをよくかけています。

モーツアルトと同時代の人なので曲調に似たところはありますがあれほど才気煥発というところはなく、むしろずっと落ち着いて典雅な曲調です。

ベートーベンやシューベルト、リストも指導したというこの天才は16歳にしてすでに才能を認められ、オーストリア皇帝のカペルマイスター(宮廷楽長)としてヨーロッパ楽団の頂点に立つ人物であったようです。

クラシック音楽のすそ野は広く一生のうちにすべての作曲家の作品を聴き通すことなどできませんが、折に触れ様々な名曲を探し出し聴いていきたいと思います。

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晩年はモーツアルトを毒殺したという根も葉もないうわさに苦しめられた天才サリエリ。
実際はモーツアルトの葬儀に際しレクエイムを初演した功労者でモーツアルトの才能を誰よりもよく理解していた。
また生活に困った音楽家を助ける慈善事業にも熱心で立派な人だった。最近彼の音楽が再評価されているらしいがきっと草場の蔭で喜んでいることだろう。

10年前にウィーンの学会に行った折にオーディオ店で流れていた見知らぬ曲に魅せられCD を購入してきましたが、調べてみればモーツアルト以前にはバイオリンの神様と言われたロカテッリのバイオリンの技法という曲でした。

しかも演奏がズザーネラウテンバッヒャーという女流の名手でこの人の弾くバッハは師のシェリングよりも素晴らしい。

その後に手に入る限りのレコードをネットや中古レコード店で買いあさったことは言うまでもありせん。

ラウテンバッヒャーはすっかり宝物になりました。

名曲はどこでどのような装置で聴いても名曲です。

素直な心がオーディオと音楽の愛好家には一番だと堅く信じているのです。

今日もインプラント後の疲れた心身を診療室に流れるショパンで癒しています。