前歯のインプラントにジルコニア製の白いアバットメント(土台)を使用する学会報告が増えて来ました。

しかし直径の小さなインプラントしか入らない症例ではアバットメントの強度不足から、破損する事例が後を絶たないそうです。

先日当院にも東京で入れたインプラントの土台が折れたと言って来院された方がおりました。

こちらはすでに前医へ連絡をされておりましたのでこちらで折れたものだけを外して差し上げ向こうで再製作をされるようなのでほっといたしました。

その際今度は金属製の丈夫な物で作られた方がいいようですねとお話しをさせていただきました。

金属製でも上物にメタルで裏打ちしたきちんとしたセラミックスを入れれば審美で不満足な結果を得たことはありません。

流行りでいろいろな物を手にする前に海外の学会でどう評価されているかを調べておくことが肝心です。

学会誌でケースリポートを読んでいると細い直径のインプラントのジルコニアアバットメントの破損事例が見えます。

まるで見た目だけで女性を選ぶと失敗するよと言わんばかりです(笑)。

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左下は流行りのインターナルタイプのインプラントの破損事例。入口の厚みが薄いために往々にして割れる。
ブローネマルク先生はこのタイプを好まなかったが現在の主流。右下は細いジルコニアアバットメントの破損事例。この細さでは無理もない。

ジルコニアは白くてコンピューターで自在に製作できるので便利な物ですが欠点も多い。

男は黙ってサッポロビールじゃないけれど、土台はしっかり壊れない男らしい?

金属製がやはりいいようです。

それに最近はジルコニアの強度が経時的に減少していくなんていう驚きの報告もあるようです。

くれぐれも見てくれや流行りだけに追い回されないよう自重したいと思います。

若い男性は女性の化粧や服装に騙されずに本質を見ましょうね。