インプラント表面が機械研磨型の時代は10mm以下のいわゆるショートインプラントは成績が悪く、骨移植をしてでも長いインプラントを入れたほうがいいと言われていた。

実際に近県でインプラントのアドバイザー(勝手に自分で名刺に書いているだけ!)をしているある男は歯科医師会で講演した際に上顎洞にあふれんばかりの移植材を入れて、15mmもの長いインプラントを誇らしげに入れていて驚かされたがもちろんこれはナンセンス。

昔川崎製鉄でインプラントをつくってもらおうと研究に行った際にスーパーコンピューターで計算したら13mm以上の長いインプラントは意味が無いという結果が出て納得したことがある。

インプラントにかかる荷重は大半が入り口のネック部なのでそこがしっかりしていれば極端に長いものは必要が無いことになる。

それ以来即時荷重以外では13mmを最長にしているが最近は表面性情が改善され7mmや6mmでも場所を選べば成功率は長いものと遜色ないことが明らかになった。

場所とは硬い骨のあるところだ。

先日下歯槽神経が歯槽頂に近く、ショートインプラントしか入れられない方のオペを行った。

慎重に形成しストローマンの6mmと8mmを埋入したがこれは下顎できわめてかたい骨だからできたのでごちゃまぜにして上顎のずぶずぶの骨に入れて単独植立してはならない。

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お願いされて左右の再後方部に入れたショートインプラント。セルフタップタイプを使ってはいけません。

海外の論文はきちんと読まないといけませんね。