小生の小学1年の夏休みのころはクーラーも扇風機もない時代で、暑い夜は部屋に蚊帳を吊り、子供が寝入るまで外のガラス戸は全開でした。

蚊帳の中に取ってきたたくさんのホタルを放して遊んでいるとおしりの光はまるで満天の星のようで幻想的でした。
さてその満天の星を抱く大宇宙。

天の川の威容はわざわざハワイに行くまでもなく先日の震災後にもよく観察されましたが、その天の川が5千億個!もあると言われるこの宇宙は一体どうなっているのでしょう。

元ヘビー級ボクサーの天文学者エドウィンハッブルの宇宙の赤方偏移の発見から始まったビッグバン理論では我々の宇宙が百三十七億年前に無から大爆発で出来たと言われています。

また最近の理論ではこの宇宙は5次元宇宙に浮かぶ膜のようなものなどとも言われています。

これは粒子加速器の実験でどこかに消えてしまう粒子があり、それらがどうも5次元に逃げて行っているようで重力もそうなのだという説が広がっています。

この理論を実証するために欧州のCERNでは超大型加速器を使ってミニブラックホールを作る実験が稼働中です。

ブラックホールは出来ても瞬時に蒸発するので大丈夫だと言っていますが下手をすれば地球ごとブラックホールに呑みこまれないとも限らないのでスティーブン・ホーキングの理論と心中するのは避けたい感じもしますね。

実際に稼働停止を裁判所に訴えている人もいるそうですし飲み込まれるのは嫌だと自殺したインドの女性も出ました。
ビッグバンにしても我々素人からは途方もないほら話のように思われますが存在を確かめようもない5次元にいたってはもう、真実は永遠に闇の中のような気もします。

ビッグバン理論は光のドップラー効果から導き出された理論ですが今ではそれに反する事実がたくさん見つかっており、特にハーバード大学のブエラ・ルービン女史の発見した宇宙の大規模構造はその決定打だと言われています。

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大爆発で創造された宇宙は地球から見れば均一に広がっているように見えます。

ドカンといってそのあと加速度的に膨張し平均的に広がったからです。

しかし精密に地球からそれらの星までの距離を求め、3次元の地図を作ってみるとどうにも不思議なものが見えてきます。

女史はこれを比較的地球から近い宇宙で立体図を作成してみました。

その結果おどろくことに宇宙には均一に星が存在せずに、たくさん集まっているところと星が全くない暗い無の空間(ボイド)から成り立っていたのです。しかもある規則性を持って。

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星のない部分はおよそ一億光年と言われる途方もない距離です。

これを女史は宇宙の大規模構造と名付けました。

この事実が判明したときニューヨークタイムスは“ビッグバン破算!!”と一面に載せました。それほどの衝撃だったのです。

それでもビッグバン論者たちは大局的には問題ないとうそぶいています。

これは科学的に誠実な態度ではありません。

ビッグバン理論で世界中の学者が大きな予算をもらって研究しているので今更そうではないとは口が裂けても言えないのでしょう。
量子力学では”無”というのはゼロではなく”エネルギーが沸騰している”状態なので無からの創生は何らおかしくはありません。

それでも今見える宇宙で無からの爆発が見えるのでしょうか?

そしてビッグバンの中心(ドカン!といった最初の場所)は宇宙のどこなのでしょうか。
これらの素朴な疑問は天文学者には一笑に付されてしまいますが数学と事実を混同する所に現代物理学の死角があるように感じます。

数学的に無矛盾でもそれが実在するかは別問題だからです。
理論と実践の相克は科学の永遠のテーマですね。