今から20年も前になりますが当時の会長から歯科医師会の学術委員長を任されたことがありました。

まだ38と若い自分でやれるのかとても不安でしたが幸い人格高潔な諸先輩にバックアップしていただいて、4期12年もの長い間務めを果たすことができました。
この間毎月一回講演会を開催し会員の学術への興味を喚起することに勤め沢山の外人や日本人講師を仙台にお呼びすることができました。

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思い出に残ったのは市民向けに東大の藤岡信勝教授をお呼びして日本人の歴史と誇りについて数百名の市民を前に講演いただいたこと、また慶応大学医学部から近藤誠先生を招き”患者よがんと闘うな”で現在のがん治療の危うさを膨大なデータをもとにお話しいただいたことこの二つは歯科とは関係ないのですが非常に感銘を受けました。
外人の講演会は通訳が入るので中身が薄くなりがちですが終わったあとで食事をしながら英語でいろいろくわしい話を聞けたことが財産になりました。

現在の歯科医師会は仲間内でちょこちょこやっているようでつまらなく、講演を聞きに行くのもめっきり減ってしまったのは残念です。
さて学術委員会では毎月いただける費弁を貯めておき毎年みんなで海外旅行を楽しんだものでした。

シンガポール、タイ、台湾と近隣のアジアではありましたが短い日程で楽しみました。

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台湾では雨期でびしょびしょになりながら台湾大学や故宮博物館を見学し、台湾のIT化された医療設備の素晴らしさに驚嘆したものでした。

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タイでは我々の仲間の一人が僧侶でもあることからお寺廻りで忙しく、結構歩き回る旅でしたが、古都チェンマイで見た子供の乞食の群れにはまだまだアジアは貧困が激しいことを身につまされました。

日本は格差社会だと言って騒ぐ人たちもいますが世界の格差はそんなものじゃない。

救急車にただで乗れるのは日本だけだと曽野綾子さんはその著書に書いておりました。

上を見ればきりがないと言うのは外の世界を見ないと実感しませんね。