日本には小生の入れていただいている3つの学会の他にもずいぶん沢山の学会がある。

若い時はもっとたくさんの学会に入っていたがほとんどやめてしまった。

理由は玉石混交と言うより小石だらけの学会が多いということ。

外国で一流の学者に直接教わったほうがよくわかるしグレードは比べ物にならない!と言うことがわかって、つまらない学会はやめてしまったのだ。

lindhe_20110610

歯周病はスェーデンのリンデ教授に教わって基礎から臨床まで目が開けた。

あっちかじりこっちかじりの勉強では進歩はおぼつかないし、何より自分に自信が持てない。

一流の学者と言うものはそれぞれみなとんでもないオーラを持っていて人間的な魅力も人にはないものを持っていた。
それでもカリスマとはいっても彼も人の子で、時々とんでもないチョンボをやるので注意が必要だ。

以前こんなことがあった。

アメリカのインプラントの学会に参加した時のこと。

そこで大先生は昔の自分の治療計画のスライドに大きなバッテンをつけて今はこういう治療はしないとのたまって会場から万雷の拍手を受けていた。

その同じ年の秋、件の大先生は仙台で講演し相変わらず昔のスライドを出していた。

小林旭じゃないんだから昔の名前で出ていますはないんじゃないの?

kobayashi_20110610

ちょっぴりカチンと来たので終了後の立食パーティーで、「あなたの話をどこそこで聞きましたよ」と言ったらああそうと言ってそそくさとそこを離れてしまった。
昔から日本に来る外人は古いスライドを引っさげてくるのが多かった。

カビの生えたような話でも日本人はありがたがるからだ。

沢山外国に行っているとそういうのがすぐわかる。

海外学会は大変な出費だが最も新しい理論と臨床を学ぶには絶好の機会だ。
若い先生たちは国内学会のはしごで満足してしまっているがもったいないと思う。

無駄な話を10聴くのなら、素晴らしい話を1つ聴いたほうが絶対いい。

清水の舞台から飛び降りるつもりで海外に大枚はたいて勉強に行かれることをぜひぜひお勧めしたい。

若い時の苦労は買ってでもやれ・・・である。