先日大きなインプラント会社のゴルフコンペに参加した折に同組で回ったのは有名な先生。

先生は審美歯科で日本にその名をとどろかせている方ですが興味深いお話を伺いました。
「田舎から一旗揚げようと大都会に出てくる歯医者は多いが、大抵失敗して帰っていくね。」

とのこと。
技術一本やりで頑張ろうと意気込んでも大都会は競争相手があまりにも多い。

そのためいろいろな方面にコネがある人間でないと患者さんを集めてくるのは至難の業とか。

そうなのでしょうね。

前回書いた2億円宣伝費を使っている知人もその辺は十分承知の上で資金を投入しているのでしょう。
子供のころ読んだイソップ物語に「都会のネズミと田舎のネズミ」というのがありました。

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              絵本です。

田舎に遊びに来た都会のネズミが田舎のネズミの出してくれた粗末な食事を見て都会に出てくればもっとおいしい食べ物がたくさんあるよと言って誘います。

誘いを真に受け出かけた田舎のネズミは車や人の多さに驚き、命がけでおいしい食べ物を取っている仲間を見て悟るのです。

粗末な食べ物でも田舎でのんびりゆっくり過ごした方が幸せだなあと。

そうして別れを惜しむ都会のネズミにやっぱり僕は田舎の方が性に合いますと言って帰るのです。
わたしが若い時にも何度か銀座でやらないかなどというお誘いを受けたことがあります。
でもそんな時に必ずイソップ物語を思い出して行くのを思いとどまりました。

正解だったか不正解だったかはわかりません。

でも人情の希薄な大都会でなく仙台くらいの中規模の街で開業していることを嬉しく思います。
65歳の年金まで田舎のネズミであと少し頑張ろうと思います。

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ヘロドトスの「歴史」によると紀元前6世紀にアイソーポス(イソップ)という奴隷がいて寓話を使い名声を得たといわれている。「北風と太陽」とか「アリとキリギリス」、「ウサギとカメ」、「キツネと鶴の御馳走」などは子供のころ繰り返し読んで身体の奥深くにしみ込んでいる。
施政者の権威を守るために書かれた論語などよりわかりやすくよほどためになりますな。