今月送られて来た歯科医師会報を読んで驚きました。95歳で旧知の大先輩がなくなっていたのです。小生より30歳も年上のその方は歯科医師会に入会したての頃に随分と優しくいろいろ教えてくださった方でした。

何かの会議の後で食事になった際、戦争で若い部下を敵機の機銃掃射で亡くしたことをいまだに深く悔やんでいるというのです。終戦間近のある日、空襲警報が出たので全員防空壕に入るよう命令したが、腹を壊していた部下の二等兵が”隊長、中で粗相をするわけにはいかないので外で用をたして来ます!”と言って止めるのも聞かずに外に出たとたん機銃掃射にあい、バラバラに身体が吹っ飛んでしまったのです。今でも思い出すと涙が出ますと言い涙ぐんでいたその姿はそれから30数年たった今でも鮮明に覚えています。

その時分歯科医師会は一部のボスが牛耳る近づきがたい場所でしたが、その先輩は対立候補を支えて骨のあるところを見せていました。ここ数年年賀状を出しても帰ってこないので心配していましたがご病気で仕事は引退しておられたようです。

大事な人をまた一人亡くしてしまいました。

ネットからいただきました。