中・高・大と学生時代は英語の勉強に一番時間を費やしたものでした。

これは辞書を引く手間があるからでそれが今やコンピューターで

簡単に検索できる時代になって論文の読破も簡単になりました。

今使用しているソフトには150万項目も入っているので無い単語がありません。

自作の単語帳を作ってバス通の行き帰りに勉強したのは遠い昔話になりました。

文法を懸命に勉強し一通り文章が読めるようになると面白くなり本屋でアメリカの文庫本を買ってきては乱読したものです。

ただし正統派の文法では生きた今の会話がわからない。

スラング辞典も必要になりますます辞書が増えました。

英語の先生に勧められた研究者の新英和中辞典は引き過ぎてぼろぼろになりそれを眺めるとなんとなく勉強した喜びがわいて来たものです。

素朴な受験時代でした。

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大学では第二外国語としてフランス語を選択しました。

同級生はたいていドイツ語を選択したので医系でフランス語は少数派です。

好きな小説家がモーパッサンやらヴィクトル・ユゴーなどのフランス人だったので、授業でモーパッサンが出て来た時は小躍りして喜びました。

さりげない日常生活の中に人生の機微をさらりと描写する文体が好きだったのです。

日本語訳も素晴らしい訳だったせいもあります。

卒後しばらくして博士号をいただく時に外国語の試験があり、第二外国語としてふたたびフランス語を選択しましたが若いときに覚えたものはいいものです。

数日間勉強したらすぐに思い出しました。文法の力は偉大です。

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英語はみんな苦労しますが言語としては意外に新しく11世紀に北ドイツの移民の言葉が変化して出来たものなのです。

ですから今でも古英語はドイツ人が簡単に読めるそうです。

また今の英文法はフランスの宮廷のサロンで出来た文法をまねて出来た比較的新しいものでそう難しいものではありません。

他の言語は時制や格の変化がもの凄くてそちらを先に学べば英語は楽です。

外人が苦もなく数ヶ国語を話せるのにはわけがあるのですね。

勉強はそれだけだと苦痛でも、並行して他のものを学んでいくと急に光がさすことがあります。

多面的なものの見方というものは常に心掛けたいものです。