インプラントと同時に歯が入るオールオンフォー治療。その専門医院も全国各地に出来て賑わいを見せている。大元締めはポルトガルのパオロ・マロさんだが、全世界に自分の名を冠したマロクリニックを作り運営をしているからもうヴィトンやグッチのようなブランド商品と見てよい。岩手の知人はまねてマモクリニックと言う名をつけてオールオンフォー専門店を開業した。ユーモアの分かる人です(笑)。でも本家からクレームは付かないのか心配です?

最近ネット広告でも日本中にそのシンパが増殖中の様子。あたかも燎原に拡がる野火のごとし。物凄く長いザイゴマインプラントなどは小心な小生などは、はなからやらないと決めているが若手で伸び盛りで且つ怖いもの知らずの歯科医は先人がうまくいくのだからおれがやって失敗するはずがないと決めて蛮勇をふるいチャレンジしているようです。先日のDC21でもその旗振り役は、即時荷重のために鼻腔底や上顎洞底は積極的にバーで貫通すべしとの宣託を述べておられた。しかし耳鼻科では歯科医師による副鼻腔炎が急増しており、原因は主にインプラントの貫通によるものであると学会で問題になっているようなのでいかがなものかという疑念を持って帰ってきた。鼻腔底は血管が豊富で大出血したらどうするのか?私は他のインプラントで対応し決してそういう治療はいたしません。気が小さいので(笑)。君子は危うきに近寄らずです。

俺がやったからうまくいくというのは科学論文ではエビデンスは最低レベルの評価です。個人の感想は決して科学的なエビデンス(証拠)にはなりえないことを発表者は心すべし!若手は流行りの金儲けの集団には決してついて行かぬよう望みます。ブローネマルク先生の遺言に「歯科医は大工ではないのです。」とあるのをお忘れなく。

頬骨に入れる長い長いザイゴマインプラント。世界中に広がりを見せるが危険と隣り合わせです。

ロールスに乗り立派な家に住みたければチャレンジする価値はあるかも(笑)。

私は家の借金がやっと終わったのでやる気なし。