35年以上も開業医として仕事をしてくると印象に残る患者さんがたくさんおられます。先日鬼籍に入られた患者さんは開業当初からおいでになり、先生のところには金持ちしか紹介しないからと言って若造だった私を喜ばせてくれました(笑)。最初はセラミックの歯で虫歯を治し、歯周病で歯が抜けたところはすべてインプラントで治療をし、最期にアルツハイマーで亡くなる直前まで定期検診にお見えになっておられました。新しい診療所に越してきた当初に来られた有名な料理屋さんの御主人は口腔内を大改造して骨移植やら何やらをしてインプラントを行い全部の歯をきれいにされました。食事に行ってきれいな歯でお客様に接している元気な姿を拝見するのはとても嬉しいものです。時折周波数の合わない方もおりますが(笑)、いつもニコニコ楽しく仕事をしているのが私の健康の秘訣と言えるかもしれません。歯科医は歯を見るのではなく人を見るように教育してくれた母校の教授に感謝です。80歳を過ぎてまだお元気な恩師に負けないように頑張ります。