昨晩4月から改定される新しい保険点数の説明会に行ってきました。会場は市民会館大ホールで、昼の暖かさとは打って変わったまるで冷房が入っているかのような寒さに眠気も吹っ飛びました(笑)。久しぶりに大勢の歯科医師を眺めると知った顔がそこかしこに見えます。中には20年以上御無沙汰の方もいてずいぶん歳をとったなあという感想がまず最初に出ます。お互い様ですか。

さて今回の改定は在宅診療に大きくシフトした点数改定です。在宅医療を積極的に行う歯科医院には大幅に初診料や再診療のアップがありますがそうでないところは逆に下がります。国はイギリスのような地域密着型の囲い込み型歯科医院を目指すようです。うちのような都市型歯科医院は原則的に在宅歯科医療は行いませんので、今回の改定はあまり良くはなさそうです。でも今までサービスで行ってきたレーザーによる処置に保険点数が付きました。ほんのわずかですがこれはありがたい。また入れ歯の検査項目にいろいろ点数が付きました。しかしこれには高価な機器の導入が必要なようで、もともと赤字でどうしようもなかった保険の義歯にさらに赤字が増えそうです。官僚は歯科医療行為の頻度を厳密に計算し、全体的にアップしているように見せかけて実はだら下がりといういつもの手を使っています。頭の良い人にはかないませんね(笑)。街場で技工士がいない開業医は保険の入れ歯もクラウンインレーもすべて赤字ですので、これらはずっと前から慈善事業となっていることを国民は知りません。