昨晩からやけに底冷えがすると思ったら今朝は氷点下5度だった。

9時の試験開始に間に合うようにと少し早目に家を出て息子を会場に届けたのが8時過ぎ。

早すぎるかと思ったが行ってみたら会場は受験生で黒山の人だかりといった風情で、皆前日の雪の影響を考慮して早目に家を出たらしい。

誰も皆、なんとも言えない顔をしてバス停や大学校内にたたずんでいた。
小生の受験の時は歯学部の狭い教室で受けたので結構顔を覚えている。

だから知った顔は入学後にすぐに打ち解けて友達になった。

美人の受験生は人目を引くのでよく覚えているが入学したら誰もいなかった。

女の子は、ずいぶん勉強したんでしょうね・・・と思う人ばかりで寿司ネタで言えば並みの器量。

大学でも授業は皆まじめに出席し、他大学の漫研に入り浸っていた不良学生の小生は試験の時彼女らのノートのコピーに大忙しという体たらくだった。

期待して入った歯学部は思っていたほど内容に深みが無く、夜っぴいて技工をしている時などこんなことを勉強するためにおれは難しい試験を通ってきたのか!と思うと絶望感に打ちひしがれたが、卒後に実際の患者と接するとその傲慢さはどこかに消し飛んでしまった。

難しいのですよ歯を一本治療するのが、しかも生身の感情のある方を(笑)。

だから学生の時に観念的に物事を捉えているのと実社会での対象への対処ではまったく異なるというのを20代半ばにして学んだことになる。遅かりし由良之介といったところ。。。

同年代で文科系に行った同級生の奴らはもうすっかり社会の荒波に揉まれ逞しくなっていたから6年間という長い歯学部の世間からの隔離は自分を浦島太郎にした。

連中とやっとまともに付き合えるなと感じるようになったのはそれからずいぶん経ってからで歯科医師会で役員をやるようになってからだから本当に長い年月を必要とした。

医歯系の学生のカリキュラムは最近改善されて良くなったと聞く。

家内が入院した時担当した若い医師は卒後まだ数年のルーキーさん。

それでも患者目線に立った物腰の低さと柔らかさでとても好感を持てた。

センター試験を優秀な成績で見事希望の医歯系に入ったら、慢心せず良い社会人になるよう十分自己鍛錬をお願いしたいものです。

頼んだぜ受験生諸君!