これは最近の話だがある有名メーカーのヘビーユーザーの歯科医師が立て続けにその会社のインプラントが抜けて往生したという。

そのたびごとに今度のは大丈夫ですという言い訳を信じて入れるがそれがまたうまく行かずとうとう見切りをつけて他のメーカーのものにチェンジをしたらしい。

それで今ではチェンジしたメーカーの専門家になりインプラントセンターも作り繁盛していると言うからわからないものだ。

彼とは数年前にそのやめたメーカー主催の世界大会に招待されてシカゴまでご一緒し、シカゴに詳しい小生が観光案内などさせていただいたことがあるからなおさら驚いた。

そういえば最近彼が撤退したメーカーのインプラントが理由もわからずインテグレーションしなかったことが二度もあり、理由がわからずどうにも困ったことがあったが、そういうことだったのだろう。

つまり”欠陥商品。”

最近そこの社長を辞めた人物が”前の商品はいろいろ問題がありまして・・・”などというお話をされていたのでそういう商品だったことはどうも間違いないようだ。

昔インプラントを始めたころの商品はほとんどうまく行って今もしっかり機能しているのに最近めまぐるしく変わる新製品はどこか頼りないと感じるのは小生だけではないと思う。

大メーカーの有名なインストラクターの先生が別のメーカーに替わったなどと言う話も時々耳にする。

市場ニーズを考えて流行りのものを追いかけ十分な検証もしないまま市場に投入される、そんな商品のいかに多いことか。

迷惑をかけられるのは究極には患者なのでかかった費用を一切合財保証してもらいたいと零細開業医は心底思うのだ。

車のメーカーと異なりユーザーを裏切る商品を発売したインプラントメーカーが責任を取って謝罪したというそんな話は一切聞かないから欠陥商品は闇から闇にと言うことなのだろう。

いつの間にかカタログから消えていればそういうものだったのだと後で気がつくだけである。