私より10歳も上の大先輩と毎月昼に食事会をしています。その際に先輩の経験してきた様々な患者(おもにモンスター級)の話を聞くのが面白く、社会勉強になっています。

先輩が街のど真ん中で開業していたころの話。バブル景気の絶頂期で株価がバンバン上がり証券会社も鼻息が荒かった時、飛び込んできたのは同じビルにあったとある証券会社の支店長サン。大きな声で受け付けを恫喝し時間が無いんだからおれは他の人とは違うんだから早く見ろと怒鳴っていたそうです。すごい剣幕に恐れをなした受付嬢は待っている患者の先に入れ、そこそこの治療が終わりました。その人は今日は持ち合わせが無いからとお金を支払わずそのまま帰り、なしのつぶてだったそうです。しかし悪いことは出来ないようでしばらくしてバブルは崩壊しその証券会社もつぶれてしまったそう。その後何年かして偶然街ですれ違ったそうですが見るからに落ちぶれた格好で誰かの話では奥さんとも離婚し自己破産していたそうです。

世の中には人を蹴落としてでも自分の利益につなげたい不届き者がいますがそういうのは大体にそのような経過をたどります。良い教訓はいたるところに転がっています。

他山の石とか石の上にも三年とか石にまつわることわざは多いです。

”石”を意志や医師に置き換えてもいいですね。