開業医にはピンとこない話だが一般社会ではその能力に応じて勤め先の移動が頻繁に起こる。

昔は終身雇用が普通だったが今は会社の業績次第で簡単に社員の首を切るし、社員も自分の能力を買ってくれる会社に未練なく入り、社長さえもキャリアアップであちこち会社を変わるめまぐるしい時代だ。

2年前に社長として入り一緒にスペインの学会に行ったり我が家に遊びに来た3iの社長さんもこの1月で会社を退任し医科の会社に行くそうで先だって挨拶に来られた。

せっかく仲良くなってこれから海外での研修を一緒にやろうねと言っていた矢先の出来事には正直唖然としたがいろいろと事情もあるのだろうからこればかりはしょうがない。

引き継ぎの社長さんはだれかと期待もしていなかったがなんとびっくり!ノーベルの前社長のsさんだった。
裏情報を仕入れていたので早速おめでとうの電話を携帯に入れ、近いうちに飲もうねということになりました。

昔だったらライバル会社へのトップの移動は考えられなかったが今は普通なのでしょう。
そういえばソニーのうんと偉い人がサムソンの日本支社長になったというのを新聞で見ました。

これなどは正直なんだかなあ~という嫌な感じがするが業績が上がらなければ容赦なくクビの宣告が待っているはずだ。

前に書いた服部セイコーの創始者の話で、勤めていた会社がつぶれそうになったとき自分の預貯金をすべて差し出して会社のために使ってくださいと言ったという丁稚の美談など今は全く流行らなくなったのでしょうか。

hattori_20130210

明治の初めに出来た銀座のシンボル服部時計店。
何度もゴジラに壊されたが今も健在です。創業者の服部金太郎が勤めていた坂田時計店が潰れそうになったとき貯金をすべて主人に差し出した美談が語り継がれています。
この気高い心が事業を成功させたのでしょう。

そういえばわが零細診療所でも最近は辞めていっても音信不通というスタッフが多くなった。

以前は結婚式に呼んでくれたり子供を連れて遊びに来たりしていたが最近はほとんどない。

辞めたらそれっきりで賀状も来ないからどうなっているのかさっぱり分からない。

面倒くさくないからそれでいいのかもしれないがちょっぴりさびしい気もします。

ドライになるのは還暦の自分の肌だけでいいのになあ~と最近思うことしばしです(笑)。