以前にもこの欄で書きましたが日本の歯科器械は持ちが悪くあっという間に壊れてしまうものが多いようです。

そのため多少というよりはかなり値が張りますがドイツ製やスイス製のものが一流の臨床家のところでは使われているのです。

私は並みの歯科医師ですがそれでもドイツ製のものを使っています。

歯科用ユニットに関する限り向こうの製品に一日の長があるというのは、歯科医療に携わるものの一致した見解のようです。
さてお話は変わり、先日所用で上京した折にヤフーオークションで知り合いになった中古盤のクラシックレコードを扱っている方の所にお邪魔する機会がありました。

まだ若い方ですが中古盤の知識は大変なもので盤歴の長い私も舌を巻きました。

その方は旧共産圏のレコードを主に扱っており、一枚数十万円という高額なものも売買されているようでした。
伺って聴かせていただいたレコードはソ連時代に録音されたもので、一聴して誰でもわかる桁外れにすごい演奏!!スピーカーから音が耳に突き刺さってくるのです。

演奏家も我々にはなじみがないか全く知らないものが多くそれらは共産党の幹部用のものだったそうです。

建前は民主主義人民共和国でも実態は個人崇拝のお隣さんをよく見ればわかるように、共産主義政権の国には自由も平等もありません。

あるのは厳格な階級制度だけ。

それらの国での芸術家はひたすら高級幹部向けに演奏や録音を強いられてきたのです。
特にソビエト時代はいつ粛清(殺害)されるかわからないという恐怖感の中で録音させられたのでどのレコードも危機迫るものがあります。

冷戦が終わり西側にやっとそのころの録音が出回りましたが、超絶の演奏家のものは枚数も極端に少なく売買にはすべてマフィアが絡んでいるそうで、下手に手を出すと命がいくつあっても足りないなどという物騒な話でした。
レコードはそんな按配で需給の関係で値段は青天井ですが歯科用ユニットは外国姿勢といえども中古品はタダ同然。

被災した地域の歯科医院には程度のいい外国製のユニットを差し上げたいものです。
輸入業者さん、ここは一つ男気を発揮していただけませんかね?