知人が凄いオーディオスピーカーを買ったから来いというのでとっておきのワインを持って遊びに行ってきた。

凄いスピーカーと言うのはイタリア製の高さ2mもある芸術品で、職人がコツコツ作り上げた逸品だそうです。

値段も桁外れでおよそ1400万円ということ。

それでも知人は物凄いお金持なのでどうってことはない話でしょう。

御一緒に仙フィルのバイオリニストご夫妻やら常任指揮者のパスカル・ヴェロさんも行ったので、にぎやかで楽しい一夜になりました。

さて遅れて帰宅の御主人登場に会わせ持参のワイン シャトー・オーブリオンをあけ、デキャンタ(フランスではキャラフェと言うそうです)して空気に触れさせた後おもむろに飲み始めました。

そうするとフランス人のヴェロさんが良いワインはこうやって味わいますと言って口に含んだ少量のワインを唇の先でずるずるという音を立てて空気に混ぜ始めます。

なんとも汚い音に(笑)一同びっくりしましたが、言われた通りにやってみるとなるほど香りのたちが違います。

味わいがとても奥深く、先程無造作にごくんと飲んだ時とは段違いの味わいの濃さ。

アメリカやスペインそれにその他のワインは味わいがフルーティーに広がる横のうまみだけだが、フランスワインは縦に広がり舌のさきでも裏でも横でも味わえるのだという講釈でした。

大事なのは酸化させること。

ヴェロさんはフランスの高貴な生まれなので正しいワインの味わい方が身についています。

いつの間にか肝心の高級スピーカーはどこかに行ってしまいワイン談議になってしまいました。

でもとてもいい音でしたよOさん!

最後に出たシャトーマルゴーもグッドでした。

二年前に中村先生と九州で飲んだロマネコンティーは市販価格600万円ほどの高級品でしたがあの時も良いワインは誰と飲むかが肝心だと先生がおっしゃっていて感動しましたが、今回はそんな高級品ではないけれどやはり良い仲間と飲むのが一番だと感じさせられました。

良い音楽には良い友と良いワインを!