漆黒の塩化ビニールの円盤のレコード。

くるくる回るレコードプレーヤーに乗せ針を下ろして振動を拾い、アンプで拡大して音を出します。

非常に単純な作りです。

 

それがプレーヤーによってどうしてこんなにも音が違うのか。

経験した人にしかわからない世界ですが誰が聴いても歴然たる差があります。

 

我が家に五台目のプレーヤーを迎えたのはつい一月前。

日本が世界に誇るパナソニックこと松下電器産業の新型プレーヤーです。

レコードを載せるターンテーブルをベルトやアイドラーで回さずに直接モーターで回す

世界特許のダイレクトドライブプレーヤーです。

見た目も輝くシルバー色で極めて素晴らしい機械精度を誇る日本の誇りです。

 

でも音がなんか変。オーケストラでもバイオリンでも空間に消えていくあの感じが出ません。

音が平板で薄っぺらで安物のCDプレーヤーのようです。

 

計測した数値は非の打ち所がないけれど音がつまらない。

これはすべての日本のオーディオ製品に共通する悪い癖と言っていいでしょう。

欧米の製作者の環境に常にあるクラシック音楽が決定的に不足しているせいでしょう。

 

ジャパニーズサウンド、です。

見た目も美しく性能も抜きんでているが音がいまいち。

日本のオーディオ機器の特徴です。惜しいですね。