今朝メールで送られてきたヨーロッパインプラント学会のアブストラクトから興味ある実験のご報告。犬を使った実験で犬の歯を抜歯して片方は120日後に骨の治癒が終了後にインプラントを行ったものと、その片方に抜歯したソケットに舌側からインプラントを入れたものについて同等のインテグレーションが見られたとしている。結果が同等であれば治癒を待たずにすぐにインプラントをした方が患者さんの歯の無い時期は大幅に短縮できる。ただしインプラントはモーステーパーのもので粘膜を開かずに抜歯窩にすぐ入れたものとしている。1985年にスウェーデンで歯周病の勉強をしたときに犬は傷の治癒が人に比べて早いと言われたのでこの実験結果も多少は割り引いて考えないといけないのだろうが、抜歯窩が4壁性なら大いにありうると確信した。抜歯即時インプラントは抜歯窩の骨吸収の抑制にはつながらないというデータは出ているので抜歯窩の状態により即時インプラントを行うか判断をする必要があるようだ。頬側に骨が無い場合はまず骨を作ってからがゴールドスタンダードになる。