以前は上京して有名なレコード店や中古レコード店で名盤を探していたのだが、

今やネットオークションで名盤が手に入れられるご時世となりました。

 

競り合うと時にはとんでもない値段になり撤退ということもありますが、

たいていは相場を頭に入れているので落札できます。

これも長い間の経験のたまものです。

 

でもレコードは時としてとんでもない傷物をつかまされることもあり油断はできません。

NMと書いてあるのは新品同様の意味ですが、

信じて落札したら着いたレコードが傷だらけのボロ盤だったなどという

インチキ業者も中にはあります。

 

だからどなたが出品しているのかが一番大事になります。

 

私がひいきにしている方はクラシックレコードの生き字引みたいなお方です。

作られた時代背景からその曲の歴史上のベストテンまでことごとくご存じの生き字引、

と言うよりは生き神様のようなお方です。

 

最近も飛行機事故で若くして亡くなったアメリカのウイリアム・カペルのショパンのソナタ

これのピカピカのものを運よくこの方から手に入れられました。

演奏はまさに神品。

ピアノの一音一音が手のひらの上で溶けていくような美しい演奏。

 

メールでのやり取りもこの方の素晴らしい人間性に触れられる

そんな喜びに浸ることができるので素晴らしい。

 

生きているといろんな幸せに遭遇できますね。長生きしなくっちゃ。

飛行機事故のため31歳という若さで亡くなったウイリアム・カペル。

生きていれば戦後最大の演奏家になっていた。

盤質の良いレコードを手に入れるのは至難。