昨年のシンガポールのセミナー依頼、導入して重宝しているマグネチックマレット。

当初は前歯部の骨拡大に利用していたが最近では臼歯部の抜歯即時インプラントにも重宝して使用の機会が多い。
もちろん4壁性の骨欠損では何もしなくともいずれ欠損部は骨で埋まりインプラント周囲に立派な骨が出来ることは臨床でも何度も経験していたが、ターナー先生の今年春の講演からきちんとしたデーターの裏付けを持って出来ることが明らかになったのはうれしい。
今日インプラントを行った患者さんは昨年末に歯周病で抜歯した後歯肉の治癒を待って今日オペを行った方だが、同時に右下にも抜歯予定の歯がありついでにこちらにも埋入を行った。

上顎は骨の回復が遅れて骨が若干不足していたのでマレットで拡大してGBRを行い、下顎の臼歯部は抜歯後に中隔部の骨をマレットで拡大し欠損部に広げ初期固定をしっかり取ったインプラントの埋入が可能であった。

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初診

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上顎インプラント埋入

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上顎完成

マグネチックマレットで拡大してGBRなどは行わないで簡単にインプラントが済んだ例。

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マレットによる拡大とインプラントの埋入。そして最終補綴物。

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初診

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一次オペ

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右下6番はマレットによる拡大でインプラントが簡単に埋入できた。GBR不用のミニマムインターベンション。

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上顎はマレット後にGBRで対処し、下顎はマレット拡大でインプラント埋入。

GBR部は6カ月おき上部構造の装着、下顎部は2ヶ月後には上部構造が入る予定。

器械の進歩というのは凄いものがあるが扱う人により凶器にもなりうる。

きちんとした基本的な技術が確立されていなければすべては絵に描いた餅。
ガイドもマレットも最初から飛びつくのではなく一定の経験を積んで臨床の技術を向上させてからやれば鬼に金棒だ。