今医学の世界では学会の名に値しないような学会、通称ハゲタカ学会が乱立しているという。これらは国際学会の体裁をとってはいるが実際は参加料を支払えばだれでも学会発表が出来、おまけにそれが学会発表の点数に数えられるという話だ。

研究費を取るためには海外の学会でどれだけ発表したかが一つのメルクマールになるのは昔からの話で、さらには大学で教授になるためには英語で発表した論文の数が大いにものを言う。

だから近年物凄い論文を書き飛ばして東北大学に教授としてやってきた人物が臨床はさっぱりということが多いらしい。これは歯科も医科も同じみたいです(笑)。昔所属していた医局でも事情は同じで、何の研究をしているのかわからないがすっかり臨床はすっ飛ばしてろくに治療ができない状況らしい。愛想をつかした後輩も次々抜けて今や臨床家を養成する機能は完全に消滅してしまっている。歯科医を減らそうという国の方針には合致しています(笑)。

卒業後亡くなるまでお世話になった教授にはそれこそ手取り足取り歯科治療の様々なことを教えていただいた。バイト先で院長をしながら週の半分を真面目に診療していたが、技術が伴わずに難しい歯の抜歯が出来ません。大学にヘルプコールをすると教授がタクシーで飛んできて簡単に抜歯して頂いた。今も深い感謝とともに思い出す。

さて歯科インプラント業界でも様々な怪しいハゲタカ学会があり、参加料と簡単な資格試験でいとも簡単に専門医や認定医の資格をくれるという評判だ。日本で信頼できる学会は日本口腔インプラント学会だけで、その他の外国の名前の付いた学会の認定医はすべてインチキ学会とみて間違いない。

いまやHPは無法地帯と化しているのでくれぐれも騙されないようにお願いします。大したことはないが、小生は日本口腔インプラント学会専門医第100号で来年また更新です。更新時の手続きが面倒なのでそろそろ捨ててもいいのかなと思っている。