数年前から地元のテレビ局仙台放送の肝いりで行われているドクターサーチ宮城。

これはドクターサーチ宮城に登録した医院を放送局が県民の皆さんにお知らせして先生の人となりを映像で一部流してくれるので親しみやすいと評判の企画です。

私は立ち上げからかかわっていたためかこのたび二度目のCM登場と言うことになりました。

撮影クルーが来て診療しながら何か一言と言うので日ごろの持論である”名医より良医です”と言いました。

歯科医師である限り最高の知識と技量が求められるのは論を待ちませんがそれ以上に大事なのは人間性。

技術は人それぞれで旨いのもいれば下手なのもいる。

でもそれ以上に大事なのは医療人としてふさわしいかどうか。

昔あるテレビ番組で田舎の歯科医師が患者さんに二つのプラカードのようなものを持たせているのを見ました。

そこには”痛い”と言うのと”やめて”という二つが書いてあります。

治療中にこのどちらかを訴えたいときにはこの札を上げてくださいと。

これにはいたく感動しました。

外国の大学に行って散々勉強してその道の名医になって帰ってきて高い講習会を開いて患者におしつけがましい治療をする名医も日本中に散見されますが、患者にとってはよく相談に乗ってくれて嫌なことは絶対にしない先生の方が好ましいはずです。

これを良医と呼ぶのに何のためらいがありましょう。
波長の合わない方もたまにはおられますが自分のできる限りの診療を押し付けにならずにやりたいこれを私は心がけています。
”名医よりも良医”は変わらぬ信念です。