インプラント治療がキワモノ扱いの時代にはこういった相談は皆無だったが、若い歯科医が盛んにインプラントを扱うようになり様々な地域からこの治療法でいいのかというご相談が増えてまいりました。中にはずいぶん費用を支払ってどうにもうまくいかなかった症例もあり、これは対応に苦慮いたします。こんな時は前医の治療の批判は原則として行わない(犯罪的なケースを除き)ようにしていますので、より良い治療法を様々な診断機器を駆使して考察することになります。この時に精密画像の得られる歯科用CTはもちろん、CT画像をシミュレーションして実際の理想的な歯の完成図を患者さんに提示できるのはありがたいことで、ノーベルガイドやその他のシミュレーションソフトは今や無くてはならないものと言えましょう。

私がひと月おきに仙台でガイド教室を行ってもうずいぶん長い年月が経ちますが、ノーベルガイドの価格の高さにまだまだ普及の気配が見られません。国で補助金でも出してくれないと志ある若い歯科医にこの文明の利器はなかなか導入されないようです。でも保険外治療だから無理でしょう。関東地区や関西地区、九州地区ではかなりの歯科医院が導入して素晴らしいインプラント治療を安全に行っています。実際に年に一度行われる日本各地の塾長による合同カンファレンスでは素晴らしい症例がたくさん発表されています。東北にも早くそんな時期が来てほしいと心から願っています。