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                           上顎左右に行ったサイナスリフト。

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重度の歯周病治療終了後に行った右上顎サイナスリフト。
下顎前歯部は矯正医に依頼したが相性悪く戻ってきたのでブリッジで修復して満足いただいている。

上顎で骨のない臼歯部にやるインプラントとしてサイナスリフトの術式が推奨されて久しい。

20年以上前にアメリカインプラント学会の会長をやっていたリチャード・グアッチオ先生のシカゴのオフィスに伺って勉強させていただいたころは凍結乾燥骨にアパタイト+抗生剤と言うのがアメリカではゴールドスタンダードだったが今では様々な造骨材が出回っているので、どれを選ぶか考えると途方に暮れてしまう向きも多かろうと思う。

また10年以上前に日本の口腔インプラント学会の業者のブースにアメリカの凍結乾燥骨を売る業者が来てさっそく日本の厚生省の査察が入ってひと悶着あったこともあったとも聞くがいまだに日本では乾燥人骨は認められていない。

どんな未知のビールスがいるかわからないからだ。これは当然。
欧米ではゴールドスタンダードとなっているバイオオスも最近やっと国の認可が下りて臨床に使用されるようになったが相変わらず自家骨以外使用しない人もおられる。

中には固形物は何もいれずに血液だけで十分という浦和の大家もおられるが小生はくみしない。

血液でも骨は出来るだろうが気道からの圧でだいぶ容積は収縮し骨量は限られると思うからだ。

サイナスの容積の収縮を防ぐには何か形態を保持する物質を入れればいいのだがそれには時間をおいて吸収する医科用の物質があり静岡の先生でその道の達人がいる。
これは素晴らしい技術でだれもまねが出来ないところがまた一般的ではないともいえる。
小生はサイナスリフトでは彼が日本で一番うまいと思っているが見せてもらって驚愕した。

術中に破けたシュナイダー膜を小さな針で縫っていてこれは叶わないなと舌を巻いた記憶がある。
今日も昨日もサイナスリフトをやって慣れればどうということもない手術だが初心者は心臓バクバクでやらなくてもいい失敗をしでかしてしまう。

勉強会でも見学に来て術式を詳しく解されて帰った者は躊躇なくやっているが、仕事を休んでまで行きたくないなと思っているものはなかなか会得できずにいる。
会員以外にも広く門戸は開いているので臨床に幅を持たせたい方はぜひおいでいただきたい。

私は心の広い人なのです(笑)。男のケチは最低だと常々思っているのでね。