ロータリーの仲間で東北大学の法学部の教授から「会長。エマニュエル・トッドって読んだことある?」と聞かれて急いでアマゾンから買って読んでみた。グローバリズム批判の書で今世界で起きているユーロの崩壊やアメリカのトランプ次期大統領の誕生を予期していたと話題の人らしい。一冊読めばあとは同じような内容だったが、世界経済を平準化しようというグローバリズムが実は軟い経済力の国を根こそぎ崩壊させる恐ろしいものだとの説には半分納得し感心しながら半分は?であった。彼によればそもそも各国は自国の強い分野を伸ばし弱いところを関税で手厚く保護してやることが重要で、国ごとの特質を認める国際主義と全部同じ土俵でやろうとするグローバリズムは相性が悪く、グローバリズムは域内の弱い経済力の国を大国の搾取から守ることは出来ないという。だからTPPはよろしくなく、日本はそれに参加すべきでないというのだ。トランプ大統領が誕生するとどうやら真っ先にTPP(Trans Pasific Partnership)は姿を消しそうなのでトッドの説の正しさを意外に早く検証する機会に恵まれそうだ。トッドが稀代の詐欺師なのか稀に見る預言者なのか一年後が楽しみだ。

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エマニュエル夫人ならぬエマニュエルおじさん。予言は当たるか?