昨年読んだ本でもっとも考える機会を得られたのはマイケル・サンデル教授の「ハーバード大学白熱教室 これからの正義の話をしよう」でした。

テレビで見ていて学生とのやり取りの素晴らしさにいたく感動していたのでじっくり本を読んでみました。正義と道徳は何を基準にするかで結論は全く違ったものになります。カントが純粋理性批判で述べた自分の決めた道徳に従い行動することの大切さには、大いに共感することがありました。

私がインプラントを本格的にやり始めたのは中村社綱先生の講演がきっかけとなっています。
「インプラントの目的は顎堤の保持と残存歯の保護にある!」という言葉がいつも私のインプラント治療の根底にありそれが私の道徳となっています。

それゆえにむやみに抜歯を行わないで力学的に妥当な位置に最小限のインプラントを行うという基本方針は未来永劫変わることありません。

自分で決めた道徳に従っているのです。