東北大学を卒業後に困ったのは歯周病の治療で大学では歯内療法の教室が兼任していたこともあり不十分だった。仕方なくいろいろな講習会に出たりしていたがスウェーデンの歯周病研究が一番だという話を聞き東京の講演会を聞いた後勉強に出かけた。なるほど動物実験から積み上げた理論は素晴らしく目の前の窓が開かれて外の世界がクリアーに見えるようになった思いをした記憶がある。

しかし帰ってからいろいろ応用してみるとどうも一筋縄ではいかない。何より日本の患者はスウェーデンの大学のように言うことを聞かないし(笑)、予防に決定的なうがい薬のクロルヘキシジンはその濃度では日本の厚生省から認可が下りません。結局臼歯部の咬合の確保には大きな歯周補綴では無理で直接骨に維持を求める必要があるという結論になった。運よく医局の教授の同級生で麻酔と全身管理の大家の東京のF先生に出会い、そこからインプラントへの道が開けることになった。

先生には静脈内鎮静法をはじめとする全身管理を教えていただき、大きなインプラントの研究会にも入ることが出きました。その後自分の勉強会を設立してからでもすでに20年以上たつので月日の経つのは早い。

昨日恩師のF先生が医科歯科大学の同級会で仙台に奥様を同行されお見えになられたので久しぶりにお食事をご一緒させていただいたがお元気そうで安心した。にこやかなお顔は変わらず、小生が駆け出しのころこのような立派な方に出会えたことを天祐と思い感謝すること多々でした。