インプラントの成功・失敗に大きく関与する要素に患者さん自身の身体の条件があります。柔らかすぎる骨や硬すぎる骨、それにくわえて喫煙が最近大きな問題になっています。つい最近参加して来たサンディエゴのAO(アカデミー・オブ・オッセオインテグレーション)でお話しを伺ったドイツのコーリー教授は、喫煙者には絶対にインプラントをしないと言っていました。喫煙を中止して3年後に初めてやると言っていましたから徹底しています!なかなか我々はそこまでは徹底出来ません。

経験上確かに喫煙者の歯肉は術後の直りが悪いように感じます。ニコチンのせいで血液の流れが阻害されるからなのでしょう。

歯周病の治療で歯科衛生士が先生タバコをやめた患者さんがすっかり歯肉が良くなりました!と告げに来たことなど日常茶飯事です。

以前に一日70本吸うという方がインプラント希望で見えました。インプラントは当然無理でそれよりあなたの身体が参ってしまうので減らすかやめてくださいねと申し上げましたが止められないと言っていたので恐らく天寿を全うするのは無理でしょう。

覚せい剤と同じで入院させないと無理なのでしょう。亡くなった父はがんになった途端に60年以上吸っていたタバコをピタッとやめましたからそういう命にかかわることが案外契機かもしれませんね(笑)。